四柱推命研究

十干(じっかん)について⑤

今回は5つ目の十干である「戊」についてです。

⑤戊(つちのえ・ぼ)

この星は自然界に例えると山になります。

山もいろいろ想像できますよね。

目立つ・どっしりと構える・動かない・登山・紅葉・象徴的存在・火山の噴火・雪山・麓と山頂での気温の変化が大きい・雪山・雪崩・断崖絶壁など優美な自然と厳しさを併せ持つイメージでしょうか。

これを言うと年代が出るのですが、北斗の拳の山の不動をついつい連想してしまう自分がいます(笑)

有名人だと、西郷隆盛や加山雄三さんがこの星を持っていてイメージしやすいかと思います。

戊さんは中立を好む平和主義者で争いが苦手。悪口ばかり言っている人の話を聞くと、帰宅後にどっと疲れてしまうことも。

人は反省していても、素直に面と向かって謝ることが苦手だったり、嫌だったりしますが自分が悪いと思ったり間違っていたと思ったら、言葉に出して素直に謝ることができる人です。

そして、誰にでも分け隔てなく接することができます。それだけに、「みんなにいい顔をしている」「八方美人」と思われてしまうことも。

でも、周りに左右されずにどっしり構えて自分が正しく生きていれば人からどう思われてもいい、と割り切っているところも。

山は、どこにも動かずに、そこにいるだけで良いのです。山のなかには、木々があり、草花があり、そして、動物や人間たちがやってきます。たった一本の木があるだけでは、山にはなれません。たくさんの命が集まり、それを山が抱いているのです。山のなかを歩くと、気持ちがすっきりしたり、汗を流すことで心が洗われるような気分になります。戊さんと過ごすことで、ふっと心が軽くなると思っている人も多いはずです。

しかし、人気の登山スポットにマナーの悪い人間ばかりが集まってしまうと、ゴミを捨てられたりして荒れてしまうように、戊さんは友達選びには気を付けないといけません。ネガティブな発言や常識のない人と仲良くしてしまうと、一気に荒れてしまいます。女性の場合、人付き合いに気苦労が多いかもしれません。すべての人に愛されようとするのではなく、あなたのことを大切にしてくれる人だけを大切にするようにしてください。

弱点としては、せっかくやりたいことを見つけても、言い訳ばかり考えて、チャレンジしないまま終わってしまうところ。戊さんはどっしり構えすぎてフットワークが重くなったり、リスクばかり考えて二の足を踏んでしまいます。動くときは動いて、せっかくのチャンスを失わないように、気を付けてください。

あなたの周りには戊さんはいるでしょうか?

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ひぐちまさし
【鑑定師名】  昌萃(しょうすい) 【氏名】  樋口昌伺(ひぐちまさし) 【肩書】  一般社団法人日本占道協会   鳥海流 認定講師/鑑定師 【プロフィール】 北海道 札幌市 在住 (生粋の道産子です) 1974年8月13日生まれ  A型 しし座 ・主星「食神」 ・自星「正財」