四柱推命研究

十干(じっかん)について⑥

今回は6つ目の十干である「己」です。

⑥己(つちのと・き)

この星は畑や大地に例えられます。

さあ、あなたはどんなことを想像しますか?

広い面積、いろいろな作物が育つ、栄養豊富、すべての土台、母なる大地、上にいろいろなものが生活している、包みこむやさしさ、土のにおいなど前回の山とは違った雄大さを連想することでしょう。

己さんはとにかく母性にあふれ、面倒見がいいとよく言われます。母なる大地というくらいですから、みんなのお母さん的存在になります。周囲から頼られることが多かったり、人々の心を緩ませるエネルギーをもっています。相談役になることも多いでしょう。その際も、自分のことのように親身になって話を聞くタイプです。

わたしたち命あるすべてのものは、大地があるからこそ生きていられるのです。己さんは安定を好むため、コロコロと変化することは考えられません。場所も気に入ったところに長く居つく傾向があります。

この星の方はどんな人間と付き合うかによって、どんな土地になるかが決まります。どんなことも、人も、受け入れる広い器をもっているからこそ、まったく正反対のタイプの人間に振り回され、気づいたら心が土砂崩れを起こしてしまったり。偏った人間関係では土はすっかり干からび、新しい変化も受け入れられなくなってしまいます。また、安定を求めるがあまり、フットワークが重くならないようにすることです。せっかく大きなチャンスがやってきても、あっさり断ってしまう淡白なところも。ときには自分から攻めていき、領地拡大を目指してください。

周りに世話焼きの方がいたら己さんかもしれませんね。

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ひぐちまさし
【鑑定師名】  昌萃(しょうすい) 【氏名】  樋口昌伺(ひぐちまさし) 【肩書】  一般社団法人日本占道協会   鳥海流 認定講師/鑑定師 【プロフィール】 北海道 札幌市 在住 (生粋の道産子です) 1974年8月13日生まれ  A型 しし座 ・主星「食神」 ・自星「正財」