四柱推命研究

十干(じっかん)について⑧

今回は8つ目の十干である「辛」です。

⑧辛(かのと・しん)

この星は宝石に例えられます。

宝石というと、お店に並ぶ加工済みの宝石を思い浮かべるかと思いますが、元は鉱石なので原石として自然界に存在するものなのです。

これを読んでいただいているあなたは宝石で何を想像しますか?

先ほど少しヒントが出てしまいましたが、原石・加工・輝く・美しく魅了する・希少価値がある・高価・アクセサリー・硬いものもあれば傷つきやすいものもある、などなど高価なジュエリーを想像することでしょう。

やはり辛さんは磨けば光る素質をもって生まれた人です。その輝きはまるでダイヤモンド級。たった一粒でも、小さくきらめくダイヤモンドは、誰もが憧れる宝石です。

それを自覚して一生懸命に自分を磨いた人が輝くことが出来るのです。

小さいころから、興味のあることには大人顔負けの集中力を発揮します。親が無理やり習い事を押し付けるのではなく、自らの意思でやりたいことを見つけることが重要です。大人になってからも、好きなことを仕事にする実現力の高い人が多いです。

美意識が高く、無意識に高価なものを選ぶようなこともあります。

辛さんは原石を磨かなくては輝くことはできません。せっかく才能があっても、本人のやる気や実行力が伴っていなければ、何も始まりません。さらに、自己流でもなんとなく形にすることができる器用さのせいで、器用貧乏になることも。自らガツガツすることが苦手でうまくアピールすることができず、素晴らしい個性が埋没してしまうこともあります。

そんな辛さんはキラリと光るものを持っている人が多いので、根拠のない自信でもいいので、自分を励まし、才能を発揮するまで諦めないようにしてください。自分の感性を信じることが大切です。人からどう言われようが、思われようが、周囲の目ばかり気にしてはいけません。

自分の周りと感性や感覚が違っても大丈夫、それはあなたの持ち味であり個性です。あなたしかない感覚を才能と認識し活用することが大切です。

たとえ周りから変わっているとか不思議ちゃんと言われようと傷ついて殻に閉じこもってはいけません。宝石であるあなたは「滅多にいない選ばれた人」ぐらいの意識を持ちましょう。

また、宝石が価値を見出すまでにたくさんの人の手を借りるように、あなた自身も周囲にいる人から良い刺激を受け、磨かれなくてはいけません。“宝の持ち腐れ”にならぬよう、周囲への感謝を忘れず、自分の個性を磨くことで、あなたはもっと輝くことができるでしょう。

そんな人が周りにいませんか?

もしかしたらこれを読んでいるあなたがそうかもしれませんね。

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ひぐちまさし
【鑑定師名】  昌萃(しょうすい) 【氏名】  樋口昌伺(ひぐちまさし) 【肩書】  一般社団法人日本占道協会   鳥海流 認定講師/鑑定師 【プロフィール】 北海道 札幌市 在住 (生粋の道産子です) 1974年8月13日生まれ  A型 しし座 ・主星「食神」 ・自星「正財」