四柱推命研究

十干(じっかん)について①

初詣に行くと神社の放送で「今年は〇〇の年です~」なんてことを流している所もあるようですが、皆さんが行かれる神社はどうでしょうか?
私の良く行く北海道神宮ではそのような放送が流れています。

ちなみに今年(2021年)は「辛丑(かのとうし)」なのですが、この「辛(かのと)」の部分を十干と言い、10種類の漢字で表記されます。

「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」とあり、それぞれが自然界の物に例えられています。

契約書などを見るとこの漢字が記載されていることが多いですね。それ以外だと最近では「鬼滅の刃」で鬼殺隊の階級を十干で表していました。

日常的にはあまり使わなくなった言葉なので、なじみのない方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、四柱推命を始めとする東洋占術ではよく出てきますし、四柱推命では特に重要な意味を持つ星として見ますので、それぞれを分かりやすく見ていきましょう。

①甲(きのえ・こう)

甲は自然界の中で樹木・大樹を表しています。

これを読んでいただいているあなたは樹木・大樹と言われて何を想像しますか?

幹が太い、空高く伸びている、大地に根を張り巡らせている、鳥や動物が集まる、などなどいろいろなイメージが湧いてくることでしょう。

もしあなたが甲の星の方ならば、想像したものがあなたの本当の姿なのかもしれませんね。

逆にそうでなければ理想の姿なのかもしれません。

正解は無いのですが、よく表現する方法としては、空に向かって真っすぐゆっくりと時間をかけて伸びていく様から真面目で努力家や、マイペース、周囲に癒しを与えるような優しい人などと言われます。

障害物があっても伸びたい方向へ進むので、頑固でストイックな人とも例えられます。

木は私たちが生きていくうえで重要な存在です。
二酸化炭素を吸収し酸素を放出してくれます。薪となり暖をとったり、家屋の材料として私たちを助けてくれています。四季によっていろいろな姿に変わり私たちの目を楽しませてくれます。

周囲の期待に応えようと努力するところがあり、黙々と弱音を吐かないタイプなので、たまには自分の事を気遣ってあげるのも必要でしょう。

若いうちは弱々しくても、年齢を重ねるごとに大きく成長できる人ですが、何かの拍子に心が折れてしまうと立ち直るのに時間がかかってしまいそうです。

あなたの周りでイメージが重なる方がいれば甲の星を持っている方なのかもしれませんね。

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ひぐちまさし
【鑑定師名】  昌萃(しょうすい) 【氏名】  樋口昌伺(ひぐちまさし) 【肩書】  一般社団法人日本占道協会   鳥海流 認定講師/鑑定師 【プロフィール】 北海道 札幌市 在住 (生粋の道産子です) 1974年8月13日生まれ  A型 しし座 ・主星「食神」 ・自星「正財」