ご訪問頂きありがとうございます。
札幌で唯一対面でも鳥海流四柱推命講座が出来る協会認定 講師・鑑定師の昌萃(しょうすい)です。
今回もブログ鑑定にお申込みいただいた方の鑑定事例です。
今回のご相談者は「ミナ」さんです。
≪ご相談内容≫
シングルマザーとして一人息子と2人で生活しています。
息子が中学2年生から不登校になり、高校から通学し始めたのですが、最近高校も行けていないようで朝一緒に家を出るのですが、学校までは行かず帰ってきてしまいます。
いじめなどがある感じではないのですが、本人に理由を聞いてもはっきりとした答えがありません。
中学時代に学校に行けていなかったので、進学できる高校が少なく今は自宅からかなり遠い学校のため引っ越しも考えています。
引っ越し時期なども運気を見てほしいです。
この手のご相談も最近多いですね。
我が家も長男が不登校になる時期があり、ミナさんのお気持ちがよく分かります。
ではお二人の命式を見てみましょう。
ミナさんの命式です

息子さんの命式です

まず、息子さんの学校に行けない理由としては単純に馴染めないということだと思います。
「印綬(いんじゅ)」を中心に持つ子なので考え方が大人びていて周囲にいる同級生が低レベルに見えており、「偏財(へん
ざい)」と「死(し)」、「傷官(しょうかん)」が感受性が強く周囲の人間の反応や表情などをくみ取ってしまいます。
そこで馴染めない雰囲気に対し、「比肩(ひけん)」+「建禄(けんろく)」が一人でいることを選択している状態のように
見えます。
母親であるミナさんはというと、月柱に「正官(せいかん)」が並んでいるのが印象的で、「正財(せいざい)」による息子
さんへの愛情の深さは伺い知れるのですが、今の息子の不登校という現状が自分の尺度では理解できずに「学校に行か
ないことはいけない事」という意識を根強く抱いているのではないでしょうか。
なので、どうしても学校に行くことが最終目標になってしまっているので、お子さんが何を感じ、どうして行けない状況なの
か知ることが置き去りになってしまっています。
ミナさんが正しいと思うことをベースにお子さんと話をすると、息子さんが抱えている悩みと論点がずれてしまい、息子さん
の中では「分かってもらえない」と思ってしまうんです。
口げんかになれば、息子さんは正論をぶつけてくるので、おそらくミナさんとしては言い返せずに「あ~もう!」(-_-メ)
となってしまうような気がします。
ミナさんは「正財(せいざい)」と「丁(ひのと)」も持っているので、自分が思っている正直な気持ちを表現することが苦
手なタイプだと思います。
それゆえに、息子さんにも自分の気持ちや考えをきちんと伝える努力が必要かと思います。
息子さんの方も、場所は違いますが「正財(せいざい)」を持っているので同じように自分の事をさらけ出していない部分も
あると思います。
今のお二人に一番必要なことは、お互いに自分を深く知り、今抱えているイライラや不安
がどこからきているかを知り、相手が何を思い感じているのかを知る事。
そのために包み隠さず冷静に話し合う事だと思います (^-^)
息子さんもお母さんを大切に思っていますし、今自分が感じている感情が他人と比べて異常なのではないかという不安がある
んだと思います。
是非お母さんは味方である事、そして他と比べて同じにすることが必ずしも正しい事ではな
いという所を話してみて下さい。
ちなみに、引っ越しについては今年お二人とも「天中殺」の年であることと、それが解決方法では無いように思いますので、
考え直すことが可能であれば再検討した方がいいかもです (^-^)
どうしても引っ越しがある場合は回避方法もありますのでご相談ください。
お二人が自分らしく豊にお過ごしになれるようお祈りしております。